全国で相次ぐ強盗事件を受けて、防犯フィルムのお問い合わせが急増しています
最近は当社受注件数の約半分が防犯フィルム関連となっており、例年にはない動きを見せています
都内のあるホームセンターでは、1月19日に狛江市で起きた強盗殺人事件以降、防犯フィルムや補助錠などの防犯グッズの売り上げが約4倍に増え、事件後に設置した特設コーナーは2~3日で完売となったそうです。
窓ガラスに防犯フィルムを貼れば侵入窃盗などからの被害抑制効果が期待できます
~ホームセンターなどで売られる「市販品」~
防犯性能を証明する性能や品質表示が不足しているものが多く、A3程度の小さなサイズでの部分貼りが主流ということもあり、防犯効果においては限定的であると言わざるを得ません。
防犯フィルムはガラス窓全面に貼らなくては効果を発揮しません。
施工はプロへ依頼することをお勧めします
~プロユースであっても、防犯フィルムは4グレードあります~
プロユースの防犯フィルムであっても、そこでもさらにグレードがあるのをご存じの方は少ないかもしれません
プロユースであれば、先ずは安心というわけでもないのです
基本的な分類を下に纏めましたので、防犯フィルムを選ぶ際の一つの指針としていただければ幸いです
なお、ホームセンターなどで売られる市販品は下記のどのグレードにも該当しないのでご注意ください
SやAなどのグレードが高いものは、第三者機関による侵入抑止効果の確認が取れているもので、S→A→B→Cとグレードが下がるにつれ安価になります
【Sグレード】
CPマーク対象品であり、且つ住宅用複層(3ミリ厚複層)ガラス、単板ガラス(5ミリ厚)両方で防犯性能が確認されている製品。国家技能検定有資格者の施工が必要
【Aグレード】
CPマーク対象品であり、単板ガラス(5ミリ厚)のみで防犯性能が確認されている製品。国家技能検定有資格者の施工が必要
【Bグレード】
S、Aグレードと同等の厚み(300ミクロン以上)だが、CPマーク規格外製品。
製造元などがCPマーク対象品と同等性能であるPRをすることもあるが、第三者機関による客観データは少ない。
国家技能検定有資格者の施工は任意
【Cグレード】
CP規格外製品
厚みも300ミクロン未満であり、メーカーによっては「準防犯フィルム」などとして紹介されていることがある
型板ガラス用防犯フィルムはCグレード
※上記はユーザー様にご理解いただきやすいよう、当社が独自に性能評価したものであり、一般的な指針ではありません
CPマークとは
官民合同会議(警察庁+メーカー+関連団体)で侵入者がピッキングやドア錠のこじ破りなどの行為を開始してから、建物の内部に侵入が可能になるまでの時間を「抵抗時間」と呼び、各製品別に決められた試験の結果、抵抗時間が5分以上であることが確認されたものを「防犯性能が高い建物部品」と定義しており、適合商品としてCPマークラベルを発行している
窓ガラスフィルムの場合は室内窓下に貼付する
当社はSグレード、Aグレードの製品を中心にお取り扱いしております
Sグレード、Aグレード品番は日本ウィンドウフィルム工業会のホームページでご確認いただけます
http://www.windowfilm.jp/law/cp_mark.html#security
”あなたとあなたの大切なひとのために防犯フィルムを”