飛散防止フィルム

飛散防止機能がある
フィルムについて

遮熱フィルム、断熱フィルム、目隠し・デザインフィルム、防犯フィルムなど、フィルム全般を総称して「飛散防止フィルム」とよぶことがありますが、ここではいわゆるベーシックな「飛散防止機能があるフィルム」についておはなしをします。
遮熱フィルム、断熱フィルム、防犯フィルムは別ページで説明していますので是非そちらもご覧ください。

飛散防止フィルムとは?

地震や台風などの災害で、割れたガラスに直接当たってしまったり、床などへ飛び散ったガラスに触れたりしてケガをする可能性があります。
ガラスが割れた際に破片の飛び散りを防止するフィルムです。
飛散防止フィルムを貼ってガラスの強度が上がるということはありません。
割れたガラスの破片を周囲に飛散させないために貼るフィルムということです。

飛散防止フィルムの構造

・ハードコート
フィルム表面の傷つき防止の為の固い層。
施工時や清掃時のキズからフィルム表面を保護します。

・PETフィルム
PETフィルムは軽量かつ強靭なためガラスフィルムの基材として最適な素材です。
外貼り可能なフィルムの場合は基本的に高耐候性PET(UV PET)を用いています。

・粘着剤
主にアクリル樹脂系粘着材
この粘着剤の中に紫外線吸収剤が添加されています。

・剥離フィルム
粘着層の表面を保護する離形フィルム施工時には剥がしてしまいます。

選ぶ目安に
日本工業規格(JIS)を

飛散防止フィルムは、各社とも構造上の差はほぼありませんが、選ぶ上での何かしらの判断材料がほしいところです。やはり長く使いたいですし、何よりも安全にかかわることですから、性能基準があればそれをクリアしたものを選びたいですよね。

基準をクリアし、安心して使用できる「JIS規格」に適合した製品を選ぶと安心です。
JIS規格適合品かどうかを見分ける方法として、日本ウインドウ・フィルム工業会発行の「JIS A 5759適合品ラベルの対象製品」を確認することをおすすめします。

日本ウインドウ・フィルム工業会 「JIS A 5759適合品ラベル対象製品」

効果と比較

「透明ガラス」「網入りガラス」「飛散防止フィルムを貼付けた透明ガラス」を比較しました。

網入りガラスは中に鉄線が入っていて、高いガラス飛散防止効果があるのではないかと思ってしまいますが、飛散防止効果は低いです。
ではこの鉄線は何のためか?

実は網入りガラスは、防火用のガラスなのです。
ガラス内に鉄線を組み込み、火災の熱でも一定時間保持できるようにするのが目的です。一般的な透明ガラスよりも割れにくいのは確かですが、ガラスの飛散防止効果は飛散防止フィルムと比較してもガラス片の保持力には大きな差があります。

透明ガラスのみならず網入りガラスに関してもガラスは大きく脱落しています。
飛散防止フィルムを貼ったガラスは、割れてはいますがフィルムによってほとんどが保持されていることがわかります。

ご存じですか?
「虹彩現象」

窓用フィルムは、PETフィルム表面にハードコート処理が施されています。
ハードコート層を持つフィルムの場合、フィルム表面に太陽光や蛍光灯の光が当たると角度によって虹色のような虹彩模様が見えるという現象がおこります。

これはフィルムのハードコート層が非常に薄いために、フィルムの表面と裏面で反射された光が干渉作用を起こして一部の光が強調されて起こるものです。

虹彩現象の対処方法

①虹彩対策用の窓用フィルムを選ぶ

窓用フィルムには虹彩現象対策品と非対策品があり、虹彩対策用フィルムを使えば虹彩はほぼ目立たなくなります。
現在、虹彩対策品は国内メーカーを中心に飛散防止フィルムの主流になっていますが、「透明のフィルム」に限定された技術であり、遮熱フィルムなどではどうしても虹彩が出てしまいます。

②照明を取り換える

室内の光源で虹彩現象を一番起こしやすいのは蛍光灯です。
蛍光灯の中でも「三波長型」とよばれるものは特に目立つようになります。
LED照明に変えるだけで虹彩はほとんど目立たなくなりますが、多額のコストがかかることですので検討が必要になります。

程度の差はあれ、虹彩現象は太陽光線でもおきることがあるのですから、
窓用フィルムの構造上、避けられないことかもしれません。
光の当たる角度や窓背景の照度などによってはほとんど目立たないこともあります。

当社では透明飛散防止フィルムはJIS規格適合品、虹彩対策品を標準仕様としています。