紫外線カット機能はフィルムの色や濃淡と関係がないのはなぜか

窓ガラスフィルムを一度でもご検討された方ならこの疑問を感じたことないですか?

 

「紫外線カット機能はフィルムの色や濃淡と関係がないのはどうして?」

 

窓ガラスフィルムには遮熱、断熱、防犯、目隠し、飛散防止など様々な種類がありますが

色の濃淡や明るさにかかわらず、紫外線カット機能が付いています

いまや、国内メーカー製品において紫外線99%カットは一般的な付帯機能になっており、

紫外線カット機能の付いていない製品を探す方が難しいほどです

 

では紫外線カット機能にフィルムの色や濃淡と関係がないのはなぜでしょう

 

答えは簡単

フィルムの粘着剤に紫外線吸収剤が添加されているから

紫外線吸収剤はほぼ無色透明なので製品の色や明るさに影響しないから

 

ご理解いただけましたでしょうか

  

★日進月歩の紫外線カット機能★

2005年頃まで紫外線吸収剤は粉末を使用しているメーカーもありましたが、技術的な問題点も少なくなかったため、

現在は液体状のものが主流となっています

また、紫外線吸収剤自体がやや黄味がかっているため、透明フィルムの完成品もやや黄色味を帯びていましたが、

現在は黄味も少ないクリアな製品が多いです

その他、劣化防止剤の開発など様々な試行錯誤を経て、現在に至っています

 

★高領域紫外線カットフィルムの登場★

近年では現行JISで規定されている380ナノメートルをはるかに凌駕する400ナノメートルまでの紫外線をカットする

「高領域紫外線カットフィルム」も登場し、流通するようになってきました(まだまだ少ないです)

 

現在、紫外線カット機能は窓ガラスフィルムの付帯機能の一つとして扱われています

そもそもが、この紫外線カット機能は製品の対候性(製品寿命)を向上させるために添加されているものであり、

肌の日焼け、家具等の褪色対策はその二次効果を享受しているにすぎません(キツイ言い方になってすみません)

現行の紫外線カット機能に異を唱えるつもりはありませんが、十分だとも言い難いです

より確実な紫外線カット性能をお求めの方には「高領域紫外線カットフィルム」をおすすめします

当社では「高領域紫外線カットフィルム」を従来の紫外線カット機能と区別してご案内しています

紫外線は年々強くなってきているといいます

いま必要な機能を「オマケ機能」で済ませたくありません

 

そう思うこの頃です