貼る前に・・・
窓ガラス用フィルムは私たちの生活をより「安心」「安全」「快適」にしてくれる優れたアイテムです。
折角準備して、そもそも貼れないものだった、なんてならないように事前に知っていただきたいことをまとめました。
ガラスの種類
私たちの周りには実に多くのガラスがありますが、概ねは以下のグラスになります。
ガラスによっては表面に凹凸があったり、熱割れのリスクが高かったりして、使用可能な窓ガラス用フィルムが限られてしまうことがあります。
ガラスの熱割れ
屋外に面したガラスにフィルムを貼ることで熱割れする場合があります。
フィルムを施工するとガラスの日射吸収率が高まり、直射日光を受けて膨張する部分と、サッシ周辺や影がかかり膨張しない部分との間に、ガラス単体時より大きな引張応力が発生することがあるためです。
当社では事前に熱割れリスクの試算を行うことができます。
設置環境について数点のご質問にお答えください。
(但し、本試算はリスクの目安であり、熱割れしないことを保証するものではありませんので予めご承知おきください)
窓用フィルム施工後の
水残りによる白濁
フィルムの粘着剤面と窓ガラスに施工用溶液を吹き付け、窓ガラスに貼り合せた後、スキージー(ヘラ)を用いてフィルムとガラスの間にある施工用溶液を押し出します。
大部分の水分は押し出されますが、完全に水分を押し出すことはできません。
フィルムとガラスの間に残った水分は時間が経過するにしたがってフィルム表面を通して蒸発し、最終的には消失します。
水分が完全に抜けるとフィルムは窓ガラスに強固に接着し、フィルム本来の性能を発揮します。
お手入れについて
point01
施工後1ヵ月間程は乾燥期間
窓用フィルムは主に水を用いて窓ガラスに貼付するため、施工直後はガラスとフィルムの間に水分が僅かに残ってしまいます。水分は時間の経過と共にフィルムを通して徐々に蒸発し、最終的に窓用フィルムは窓ガラスに強固に粘着しますので、施工後1ヵ月間程は乾燥期間としてフィルムの清掃は差し控えてください。
point02
拭く際のコツ
ガラスの表面は必ず一方向に拭くようにしてください。
通常の汚れは水を含ませた柔らかい布(綿布等)で拭き取れます。
落ちにくい汚れが付いてしまったら少量の台所用食器洗剤(液性:中性)を水に薄めて(水100mlに数滴程度)お使いください。
その際、洗剤がフィルム表面に残らないよう、後から水などで拭き取ってください。フィルム表面に砂埃など硬いものが付着している場合は、水をかけるか水を充分に含んだ柔らかい布などで洗い落としてください。
point03
キズにご注意ください
洗浄ブラシや研磨剤(研磨剤をふくむスポンジ等)はフィルムを傷つける原因となりますので使用しないでください。
point04
クリーナーで劣化させるかも!?
中性の台所用食器洗剤以外でアルカリ性のガラスクリーナー、塩素系洗剤、シンナーなどの有機系洗剤等はフィルムの劣化を促進させる場合がありますので、使用しないでください。
point05
継ぎ目に気をつけてください
フィルムに継ぎ目がある場合は、継ぎ目に沿って拭いてください。
point06
フィルム面への貼り紙は・・・
フィルム面への貼り紙、広告用テープ類の貼付はしないでください。
そのまま放置しますと日射の熱がこもってガラスが割れたり(熱割れ)、テープを剥がす際にフィルムが剥がれたりする恐れがあります。